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倉敷帰省の学生、デング熱確定 国内感染者は48人に

 厚生労働省は3日、デング熱の国内感染患者が11都道府県の計47人になったと発表した。2日までに10都府県の36人の感染が確定していたが、新たに北海道の1人を含む11人が確認された。これとは別に千葉市は市内に住む70代男性の感染を確認したと発表、感染者は計48人になった。

 全員が東京・代々木公園や周辺を訪れたことがあり、ここで蚊に刺されたのが原因とみられる。重症化した患者はいないという。

 厚労省によると、札幌市の40代女性の感染が判明したほか、東京都や山梨県に居住する10人の感染を確認した。

 倉敷市が2日に感染の疑いがあると公表した、東京在住で倉敷市に帰省していた20代男子学生も感染が確定した。現在は入院中だが、快方に向かっている。

 厚労省は蚊に刺されて3〜7日程度で高熱や頭痛、目の痛みなどが生じれば早めに医療機関を受診するよう呼び掛けている。デング熱は蚊が媒介するウイルスによる感染症で、人から人に直接感染しない。発熱や激しい頭痛、発疹などを起こし、まれに重症化することがある。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年09月04日 更新)

タグ: 感染症

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