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インフル流行早まる? 倉敷で集団感染、5年で最も早く

 インフルエンザの流行シーズンが近づいている。21日には倉敷市で今季初の集団感染が発生。この5年間で最も早く、岡山県内では例年12月から2月ごろがピークとなる流行期の前倒しが予想される。県はワクチン接種など予防を呼び掛けている。

 県健康推進課によると、県内83医療機関の定点調査で1施設当たりの1日の平均患者数が5人を超えると「流行初期」と判断、注意報を発令する。今季はまだ流行初期には至っていないが、21日に倉敷市の船穂小で11人が発熱などの症状を訴える集団感染を確認。今後の感染拡大につながる恐れも否定できないという。

 集団感染の発生が10月31日と、この5年間で今年に次いで早かった2011年のシーズンは、12月下旬に注意報を発令。学校や幼稚園など延べ1004校園で集団感染が発生し、患者は計1万5600人に上った。

 健康推進課は「体調に十分気を付け、早めの予防接種やマスクの着用を心掛けて。外から帰ったら、うがいや手洗いの徹底を」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年10月29日 更新)

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