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岡山県内に食中毒注意報 ノロウイルス 感染性胃腸炎増で

 ノロウイルスによる食中毒が多発する恐れがあるとして、岡山県は30日、県内全域に食中毒注意報を発令した。制度を開始した2008年度以降で最も早い発令で、県生活衛生課は「食中毒の急増が懸念される。特に食品関係事業者に注意を呼び掛けたい」と、手洗いや十分な加熱調理の徹底を呼び掛けている。

 県指定の54医療機関で、1施設当たりの感染性胃腸炎の平均患者数が10月20~26日の1週間で5・41人と、増加割合が2週連続で前週を1割上回り、注意報の発令基準を超えた。原因の多くはノロウイルスとみられる。

 県は予防策として、帰宅時と調理前の手洗いのほか、食品を中心部まで加熱することや、食器を洗った後は塩素系漂白剤に漬けることなどを勧めている。

 県によると、昨シーズン(2013年10月~14年3月)のノロウイルスによる食中毒は2件で計30人の患者が出た。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年10月30日 更新)

タグ: 感染症

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