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中高生に生殖医療技術授業 岡山大で約60人

顕微鏡で卵子を確認する中高校生

 不妊治療の体外受精など生殖医療を学ぶ中高校生を対象とした体験授業が24日、岡山市北区鹿田町の岡山大Jホールで開かれ、岡山県内外の男女約60人が参加した。

 岡山大大学院保健学研究科の中塚幹也教授が妊娠、出産に関して講義し、代理出産や提供精子・卵子による出産を認めようとする法整備の動きなどを説明。「若い頃からアンテナを張って情報を入手し、自身のライフプランを考えよう」と呼び掛けた。

 参加者は、体外受精などを行う胚培養士からアドバイスを受けながら、顕微鏡で動物の卵子や精子を観察。将来の妊娠、出産に備えた卵子の凍結なども体験した。倉敷中央高2年の女子(17)は「緻密な作業の積み重ねが人の誕生に関わっていると分かった。胚培養士という職業に興味を持った」と話した。

 授業はJホール開館1周年の記念イベントとして行われた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年11月25日 更新)

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