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けがしにくい「筋トレっち」  朝日医療学園長出版

「筋トレっち 走れるカラダの育て方」を出版した三浦さん

 学校法人朝日医療学園(岡山市北区伊福町)学園長で、元岡山大大学院教授(運動生理学)の三浦孝仁さん(57)が、ランニングを楽しむ人向けに、けがをしにくい体づくりの方法などをまとめた「筋トレっち 走れるカラダの育て方」を出版した。

 A5判、173ページ。器具などを使わずに仕事の合間でも行える短時間の筋力トレーニングとストレッチを1日に各1種類、毎日メニューを変えながら12週間続け、体幹などを鍛える方法を紹介している。「筋トレっち」は筋トレとストレッチを組み合わせた造語。

 目指しているのは体幹、上半身、下半身をそれぞれ「つくる」こと。このため、足を肩幅に開いてかかとを上げ、ふくらはぎの筋肉を鍛えるトレーニングと、その筋肉を緩めるアキレスけん伸ばしを組み合わせるなど、体に過度な負荷がかからないよう配慮したメニューになっている。

 昨年9月までウエイトトレーニング部顧問などを務めていた岡山大で、運動部の学生らが過剰な筋トレやケア不足でけがをしているのを目の当たりにし、「正しい知識を伝える必要がある」と考え、独自のテキストを作り授業で活用。それが出版社の目に留まり、内容を充実させ一般向けの一冊にした。

 東邦出版刊。1400円(税別)。全国の書店で販売している。三浦さんは「運動不足の人やスポーツを始めようと考えている人にもお薦め。健康のため毎日少しずつ、長く続けてほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年12月01日 更新)

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