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岡山県内にインフル注意報 今季初、基準値超える

 インフルエンザが本格的に流行し始めたとして、岡山県は11日、今季初の「インフルエンザ注意報」を発令した。発令基準を変更したため昨季(1月16日)より1カ月以上早く、「手洗いやうがいなど予防対策の徹底を」と呼び掛けている。

 県によると、注意報は従来、定点調査している県内84医療機関1施設当たりの患者が平均5人を超えると発令していたが、「より早いタイミングで注意を促す方が効果的」として、今季から基準を同1人に変更。最新の定点調査(1~7日)で1・24人となった。

 保健所別では岡山、備中、倉敷、備前の県南を中心に感染が拡大。0~19歳の若い世代が7割を占め、ウイルスは重症化しやすいA香港型が検出されている。

 県内のインフルエンザとみられる集団風邪は今季、過去5年間で最も早い10月21日に倉敷市の小学校で初めて発生。気温が下がり、空気が乾燥する季節を迎え、今月8、9、10日の3日間には計9校園で報告された。

 県はこの日、注意喚起の徹底のため関係各課の連絡会議を開催。県健康推進課は「マスクの着用や早期のワクチン接種などで、予防に努めてほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年12月11日 更新)

タグ: 感染症

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