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「地域包括ケア」考えよう 岡山県医師会などがシンポと講演

地域包括ケアシステムの在り方について考えた講演会

 地域で医療や福祉サービスを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」を考える岡山県医師会など主催の講演会「待ったなし! 地域包括ケア―急性期・慢性期医療から介護までオール岡山総力を挙げて」が13日、岡山市中区古京町の岡山衛生会館で開かれた。

 地域包括ケアシステムは、高齢者らが住み慣れた地域でいつまでも暮らせるよう医療や介護支援・サービスを一体的に提供する仕組み。国は団塊の世代が75歳以上となる2025年を目標に、地域の特性に応じたシステム構築を目指している。

 「地域包括ケアの実現へ向けて」と題したシンポジウムがあり、病院、特別養護老人ホーム、訪問看護ステーション、ケアマネジャーなどの代表7人が現状や課題を報告。「在宅医療・介護の重要性は今後一段と高まる」「多様な業種、職種間の相互理解が欠かせない」「人材不足を補うためにも今ある資源を有効に活用すべき」などの意見が出た。

 約400人が聴講。田中滋慶応義塾大名誉教授による特別講演もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年12月14日 更新)

タグ: 福祉

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