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旭川荘療育・医療センター新棟完成 就労、住居探しも支援

完成した旭川荘療育・医療センターの新棟

 社会福祉法人旭川荘(岡山市北区祇園)が同所で整備していた障害者の医療福祉施設「旭川荘療育・医療センター」の新棟が完成、16日、業務を始めた。11の外来診療科を設置。障害者の就労や住居探しをサポートする「総合相談支援センター」も併設しており、障害者と家族が地域で暮らしながら必要な医療、福祉サービスを受けられる施設を目指す。

 新棟は鉄骨5階延べ約9400平方メートル。2、4、5階に内科、小児科など外来診療科が入り、3階には重症心身障害児の病室(16床)を配置。1階には総合相談支援センターのほか発達障害児専門の診察室を設けた。

 療育・医療センターは2012年4月、障害児・者の入所施設「旭川児童院」「療育園」の医療機能を一元化し、既存施設を活用して開設。長期入所に伴う病床不足などのため、両施設の一部を取り壊して新棟を建てた。

 障害者専門の総合的な医療施設は全国でも珍しいといい、旭川荘は「地域のニーズに合わせたきめ細かな支援をしていきたい」としている。

 診療は平日午前9時~正午、午後1時~5時で電話予約(086―275―4057)が必要。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年12月17日 更新)

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