文字 

脳死両肺移植の男性、容体は安定 岡山大病院

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で12日、肺の重病を患う20代男性への脳死両肺移植が行われ、無事終了した。容体は安定しており、3カ月後にも退院できる見込み。

 男性は、肺の血管が狭まって高血圧になり心不全を引き起こす原発性肺高血圧症。2001年5月に右肺の生体移植を行ったが、08年7月に呼吸困難に陥り、再移植を受けるため12年9月、日本臓器移植ネットワークに登録していた。手術は大藤剛宏肺移植チーフが執刀。午前7時55分から始まり、約9時間後の午後4時57分に終わった。

 日本臓器移植ネットワークによると、ドナー(臓器提供者)は中国地方の病院に低酸素脳症で入院していた20代男性。

 岡山大病院の脳死肺移植は60例目、生体と合わせて137例目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年01月13日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ