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奈義に初の病児保育施設 働く親の負担軽減

奈義ファミリークリニックに設けられた病児・病後児保育室

 岡山県奈義町は、病気になった子どもたちを預けられる町内初の保育施設を、奈義ファミリークリニック(同町豊沢)に設けた。急な発熱や風疹などの感染症にかかった際に利用できる。子育て環境の充実が目的で、仕事を持つ保護者の負担軽減を図る。

 同クリニックの改修に合わせ、昨年8月から管理棟内にある医師室2部屋(計40平方メートル)を改装。ベッド4床やテーブル、ソファなどを配備した。病児・病後児の面倒は、看護師と保育士資格の保持者らの2人で見る。

 対象は町内の保育園児、預かり保育を利用する幼稚園児、放課後児童クラブに通う小学3年生以下。保護者が仕事のため家庭で保育できない場合に限る。

 1日の料金は2千円で定員4人。利用時間は月~水曜と金曜が午前9時~午後6時、木・土曜は午前9時~正午。日曜・祝日とクリニック休診日は休み。利用するには町健康福祉課(0868-36-6700)への事前登録が必要となる。

 開所式が15日にあり、花房昭夫町長は「保護者が安心して仕事をできる保育施設を目指したい」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年01月18日 更新)

タグ: 子供感染症

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