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自閉症児の親つなぐ会報200号 県育てる会発行、療育情報を共有

創刊200号を迎えた県自閉症児を育てる会の会報

 岡山県内で暮らす自閉症児の保護者らでつくるNPO法人県自閉症児を育てる会(会員570人)が毎月発行する会報が、今年の1月号で創刊200号を迎えた。1998年の創刊以来、療育に役立つ情報や会のさまざまな活動の報告を写真とともに掲載し、育児に奮闘する父母たちを支えている。

 200号には、会が運営する児童デイサービス事業「赤磐ぐんぐん」、水泳、サッカーといった余暇支援活動のリポートを掲載。巻頭ではこれまでの歩みを振り返り、月1回発行する苦労などを紹介している。

 孤立しがちな自閉症児の親同士が情報を共有できるように会発足(97年)の翌年に創刊した。B5判、モノクロ。会員の増加とともにボリュームが増し、ここ数年は毎月32~40ページ。自閉症に関する講演会については、開催情報のほか、要旨を掲載し、参加できなくても情報を得られるようにしている。

 代表の鳥羽美千子さんも自閉症の次男(26)との日々を寄稿しており、「今後も会報を通じて親同士を結び付け、楽しんで子育てできるようお手伝いしたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年01月18日 更新)

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