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卒業記念に骨髄ドナー登録 おかやま山陽高3年

説明を受けながら骨髄バンクにドナー登録する山陽高校3年生

 浅口市鴨方町六条院中のおかやま山陽高校で28日、骨髄バンクへのドナー登録会が開かれ、18歳を迎えた3年生有志が申し込み、正午までに18人が登録した。

 同高は1982年から、3年生と教職員が卒業記念献血を実施。2013年からは、岡山県内高校で唯一、ドナー登録会を行っている。

 この日は、公益財団法人・日本骨髄バンクの担当者から骨髄バンクの現状や移植の流れなどを聞いた後、希望者が年齢や体重といった条件を満たしているか確認。申込用紙に必要事項を記入し、医師の問診や採血を受けた。普通科スポーツコースの男子生徒(18)は「骨髄移植を必要としている人の役に立ちたい」と話していた。

 日本骨髄バンクによると、同バンクを介した移植を必要としている血液疾患などの患者は毎年2千人を超えるが、移植を受けられるのは6割程度という。

 国内のドナー登録者は昨年10月現在、44万8415人。18歳から54歳までが登録でき、20歳から55歳までが実際に提供できる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年01月28日 更新)

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