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「看取り」の在り方考える 岡山でシンポ、看護師が事例紹介

在宅や病院での看取りをテーマに開かれたシンポジウム

 終末期の「みとり介護」をテーマに研究している岡山大文学部のグループなどは31日、岡山市内で「これからの看(み)取りの姿―在宅か病院かの選択を乗り越える―」と題するシンポジウムを開いた。

 介護士や看護師ら31人が参加。医療現場からの報告があり、岡山赤十字病院(同市北区青江)で苦痛を和らげる緩和ケアに携わっている長谷川亜樹看護師は「療養場所は患者の気持ちによって自宅であったり病院であったり、変化する。いつでも緩和ケアを提供できる体制整備が必要」と指摘した。

 かとう内科並木通り診療所(同市南区並木町)の信正早苗看護師は、在宅での療養を基本としながら、家族の負担軽減のため患者が定期的に入院していた事例を挙げ、「併用することで介護者の負担が軽くなる」と説明した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年02月01日 更新)

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