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岡山で「医療カフェ」スタート 医者や患者気軽に対話

病気や健康について話をする参加者

 医者や患者らが病気や健康などについて飲み物を片手に気軽に話し合う「医療カフェ」の取り組みが15日、岡山市内の飲食店を会場にスタートした。誰でもみんな来られるようにと「みんくるカフェ」と名付け、今後、2カ月に1度程度のペースで定期開催を予定している。

 主催するのは飲食店「ナチュレルモン」(同市北区本町)。店のスタッフとして働く先天性心疾患を抱える小笹彰子さんとオーナーの山本和志さん(45)が「患者と医療従事者が立場を越え、自由に対話できる場をつくりたい」と、年明けから準備を進めてきた。

 店は通常、夕方から営業しており、医療カフェは営業前の1時間半程度を活用して開催。初回のこの日は同市内の内科医やお年寄りら約10人が集い、自己紹介の後、コーヒーや菓子などを味わいながら医師に上手に症状を伝えるポイントやアルコールを飲まない「休肝日」などの話題で盛り上がった。

 「地域の皆さんに声をかけ、交流の場にもしていきたい」と山本さん。小笹さんは「この取り組みが参加する方々の力になればうれしい」と話している。

 次回の日程は今後決める。参加費千円(飲み物、お菓子付き)で、収益は「全国心臓病の子どもを守る会県支部」に寄付することにしている。問い合わせはナチュレルモン(086―226―8201)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年03月17日 更新)

タグ: 健康

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