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プロポリスに糖尿病予防効果 岡山で酪農学園大講演

日本農芸化学会で行われた講演

 岡山大津島キャンパス(岡山市北区津島中)などで開かれた「日本農芸化学会」2015年度大会岡山で29日、酪農学園大(北海道江別市)獣医学群の北村浩教授によるブラジル産プロポリスの糖尿病発症予防効果についての講演があった。

 プロポリスはミツバチが植物の樹液や新芽を集めて分泌する唾液や蜜ろうを混合して作ったもので、ブラジル産は抗菌効果などが強いとされるという。

 北村教授は遺伝性の肥満マウスを使った実験で、プロポリスを与えた場合は、生理食塩水を投与したケースに比べ血糖や腸管膜の脂肪組織が少なかったことを紹介。「糖尿病を促進する白血球の一種M1マクロファージの発現が低下しており、今後、詳しいメカニズムを解明したい」とした。

 研究は山田養蜂場(岡山県鏡野町)のみつばち研究助成基金を使って行われた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年03月30日 更新)

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