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岡山赤十字病院の新館完成 5月から利用開始

完成した岡山赤十字病院の新館

 岡山赤十字病院(岡山市北区青江)の新館が完成し12日、関係者約130人が出席して記念式典が開かれた。5月から利用が始まる。

 新館は、本館の南側にあった住宅展示場跡地約1万5千平方メートルに建設した。鉄骨7階延べ約1万3200平方メートル。1階は、明るくより快適な環境で抗がん剤治療などが受けられる化学療法センターを整備し、最新機器を導入予定の放射線治療室、災害時には被災者の収容スペースになる研修室(約330平方メートル)も設けた。

 3階に妊婦が陣痛から、分娩(ぶんべん)、回復まで一つの部屋で過ごせる個室、ハイリスク分娩や新生児の蘇生救命を行う母体・胎児集中治療室、新生児特定集中治療室、新生児治療回復室などを配置した「周産期母子医療センター」を設置した。

 4~7階は一般病棟(210床)。全体の病床数は500床で変わらないが、新館では個室化を進めた。総工費は約50億円。

 式では忠田正樹院長が「今後も地域から愛される病院となるよう、職員一丸となって精進する」と述べ、関係者が施設を見学した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年04月14日 更新)

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