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岡山済生会新病院で上棟式 16年1月開院

屋上の梁となる鉄骨をつり上げ、安全を祈った上棟式

 岡山済生会総合病院(岡山市北区伊福町)を運営する「社会福祉法人恩賜財団済生会支部岡山県済生会」は16日、2016年1月の開院を目指し、新築移転工事を進めている同国体町の新病院で上棟式を行った。関係者ら約50人が完成までの安全を祈願した。

 新病院は鉄骨鉄筋コンクリート10階延べ約4万6700平方メートル。水害に備え盛り土で地盤をかさ上げし、免震構造を採用した。14年2月に着工し、建物の主要構造部分がほぼ完成。今後、内装や外構工事を進め、今年11月に終える予定。

 式では祝詞を奏上した後、県済生会の伊原木一衛会長らが見守る中、屋上の梁(はり)となる鉄骨(長さ約7メートル)に工事関係者が金銀のボルト・ナットを締め、クレーン車でつり上げた。同会の岩本一寿支部長は「完成までの7カ月で新病院にふさわしい人材の育成、組織の充実を図るなど、しっかりと準備に当たりたい」とあいさつした。

 伊福町の既存施設のうち、西館と健診センターは老朽化のため取り壊し、本館では外来診療と健診を行う。入院553床は全て新病院へ移す。個室を倍増させて療養環境を改善するほか、最新医療機器を導入し、救急、がん治療にも力を入れる。総投資額(土地代除く)は約180億円。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年04月16日 更新)

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