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新岡山市民病院完成祝い式典 5月7日開院、救急医療充実誓う

岡山市の新市民病院で開かれた記念式典

 岡山市の新しい市民病院(同市北区北長瀬表町)の完成を祝う記念式典が18日、同院で開かれ、救急医療の充実などに取り組んでいくことを関係者が誓った。5月7日に開院する。

 式典は1階多目的ホールであり、医師、地元住民ら約200人が出席。大森雅夫市長が「医療先進都市・岡山に新たな医療拠点ができる。救急医療体制の充実を図る」、松本健五院長が「職員一丸となって最高の医療サービスを提供する」と述べた。

 この後、総合窓口のある2階に移り、大森市長、松本院長らがテープカット。出席者向けの内覧会があり、開院に先立って院内を見学した。

 新市民病院は岡山操車場跡地の一角に立地。地上8階延べ約3万4千平方メートルで、2階部分がJR北長瀬駅と通路でつながっている。

 29診療科で計400床。公立病院として24時間365日、全ての患者に対応する医療を目指し、救急医療の対応スペースを現市民病院(同天瀬)の10倍近い約1400平方メートルに広げた。救急医療に当たる医師や看護師をこれまでの30~35人から40人程度に増員するなど、病院スタッフは計80人程度増やし、557人体制にする。運営は地方独立行政法人の市立総合医療センター(松本健五理事長)が当たる。

 最新式のコンピューター断層撮影装置(CT)も導入しており、施設建設費や機器購入費などを合わせた総事業費は約155億6千万円。

 19日には市民向けの内覧会を午前9時~午後4時(受け付けは同3時まで)に開く。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年04月18日 更新)

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