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病床の半数老健施設に 真庭・勝山病院

療養病床を老健施設に転換した勝山病院

 真庭市本郷の勝山病院は療養病床50床を廃止し、病院内で介護療養型老人保健施設「わたぼうし」の運営を始めた。病床数の半分を老健施設に転換した。

 療養病床は、病院などで慢性疾患の高齢者らが長期入院しているベッドを指す。医療保険からサービスを給付する医療型と介護保険からの介護型の2類型があるが、機能のすみ分けができていないとされる。

 勝山病院は100床のうち、療養病床は医療型、介護型が各25床あったが、介護サービスに対するニーズが高いことから50床全てを老健施設にした。

 わたぼうしは病院の3、4階部分を改装し延べ約1400平方メートル。4人、2人、1人部屋の計19室があり、定員50人。専属の医師1人を配置し、看護、介護職員が24時間常駐する。理学療法士もおり、リハビリを積極的に行い、入所者の社会復帰を支援する。

 14年10月から工事を進め、今月開所した。事業費は県、市の補助を含め約8千万円。

 同病院は「質の高い介護サービスに加え、病院内併設なので、入所者の急病にも迅速に対応できる」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年04月19日 更新)

タグ: 介護高齢者福祉

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