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津山市中心街に高齢者向け住宅 活性化へホールやレストラン併設

12月のオープンを目指す「グリーンライフ津山元魚町」の完成イメージ図

 津山市中心市街地活性化基本計画に居住人口増加策として盛り込まれたサービス付き高齢者向け住宅「グリーンライフ津山元魚町」の起工式が15日、元魚町の建設地で行われた。地元住民が利用できるレストランや多目的ホールも備え、10月末の完成、12月のオープンを目指す。

 施設は、津山中央病院(川崎)を運営する一般財団法人・津山慈風会が所有する元魚町商店街沿いの土地(約1400平方メートル)に整備し、鉄骨4階延べ約3千平方メートル。事業主体は健康サポート事業を展開するグリーンホスピタルサプライ(大阪府吹田市)で、1階にレストランカフェと30人が収容可能な多目的ホール、2~4階にトイレや洗面台、ベッドなどを備えた入居者用の個室(20平方メートル)を計60室設ける。総工費は約7億円。うち約1300万円は国と市の補助金を充てる。

 津山中央記念病院に近接する施設は介護士が常駐し、入居者の健康状態に応じて身の回りの世話などを行う。入居の条件は65歳以上で介護保険の対象者。利用料は一日3食と家賃、共益費などを含め、月17万円前後を想定しており、4月から募集を始める予定。

 式には同社の小川宏隆社長や宮地昭範津山市長、浮田芳典津山慈風会理事長、西山公二津山商工会議所専務理事ら約20人が出席。くわ入れや玉ぐしをささげ、工事の安全を祈った。小川社長は「一人暮らしに不安を持つ人たちのついのすみかとして活用してもらいたい」とあいさつした。

 入居に関する問い合わせは関連会社のグリーンライフ(06―6369―0121)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年01月16日 更新)

タグ: 介護高齢者

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