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かかりつけ医との協力体制強化 津山中央病院、連携登録医制度を創設

関係者約150人が出席した連携登録医の発足式

 津山中央病院(津山市川崎)は、作州エリアの医療機関を対象に「連携登録医制度」を創設した。救命救急センターを備える中央病院と、軽症者や症状の安定した患者を受け入れる「かかりつけ医」の協力体制を強化し、地域医療の向上につなげるのが狙い。

 中央病院によると、県北10市町村に約150ある医療機関のうち、123機関が登録。計画では、容体に応じた患者の相互紹介をはじめ、医療機器や病床の一部を共同利用できる体制を整えるほか、学会などへの参加を希望する登録医のもとに中央病院から医師を派遣・代診することなども検討する。

 中央病院は現在、登録医の所在地や専門分野、医療設備などのデータベース化を進めている。

 11月29日に関係者約150人が出席して津山市内で発足式があり、中央病院の林同輔副院長は「患者の健康を守るためには、かかりつけ医との密接な連携が欠かせない。登録医制度をそのきっかけにしたい」と述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年12月06日 更新)

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