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新岡山市民病院が開院 外来診療始まり全面稼働

7日開院した岡山市の新しい市民病院の総合受付で順番を待つ患者ら

 岡山市の新しい市民病院(同市北区北長瀬表町)が7日、岡山操車場跡地の一角に開院し、この日始まった外来診療の受付窓口には次々と患者が訪れた。

 2階総合受付では、患者ら約20人が午前8時半の外来診療受け付け開始を待ち受けた。松本健五院長が「最適な医療を提供するとともに市民の信頼を得る病院になるため、職員一丸となって努力していく」とあいさつし、受け付けを開始。各診療科で午前9時から診察が始まった。次女(1)を診てもらうため来院した主婦(35)は「院内は広くて清潔感がある。今後も頼りにしたい」と話していた。

 新しい市民病院は、1日に旧市民病院(同天瀬)の入院患者40人を移送し、事実上業務をスタート。2日からは救急搬送や救急外来の患者も受け入れており、この日の外来診療で全面稼働となった。

 新市民病院は地上8階延べ約3万4千平方メートル。29診療科があり、計400床を備える。救急医療の対応スペースを旧市民病院の10倍近い約1400平方メートルに広げ、救急医療を充実させた。医療と介護の垣根を越え、退院後のサービスを患者に紹介する機能などを担う市地域ケア総合推進センターも置いている。

 外来診療の受け付けは平日午前8時半~11時半と正午~午後3時半(初診は午前8時半~11時)。問い合わせは市民病院(086―737―3000)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年05月07日 更新)

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