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生活習慣病防止へ県がプログラム 食と運動を改善 リーダー研修会も

県が開発した「晴れの国33プログラム」のガイドブック

 岡山県は肥満や糖尿病といった生活習慣病を予防するため、職場・地域で食生活の改善や運動に取り組んでもらおうと「晴れの国33(さんさん)プログラム」を開発した。ガイドブックを作って広く周知を図るとともに、11日には職場などでプログラムを実践するリーダーの養成研修会を県庁で開く。

 静岡県が運動、食生活、社会参加の3分野について3人一組で3カ月間取り組めるように開発した「ふじ33プログラム」を参考にした。社会参加の代わりに「ともに生き活(い)き」という分野を設け、禁煙と節酒にも取り組む。

 参加者は日ごろの運動や食生活に関する項目をチェックし、個人と3人共通の目標をそれぞれ立て、互いに励まし合いながら3カ月後に集まって達成度を確認する。

 県は昨年11、12月にモデル事業として県内の3職場計120人を対象に同じ内容のプログラムを3週間実施。3分野とも改善し、体力測定の結果も向上したことから、取り組みを本格化させる。

 ガイドブックはリーダー用(A4判、28ページ)を500部、一般の参加者向けの「チャレンジ版」(同、12ページ)を4万部作った。

 県健康推進課は「3人一組だと楽しみながら継続できる。職場や地域で積極的に取り組んでほしい」と呼び掛ける。

 リーダーの養成研修会は11日午前10時半~午後4時。問い合わせは県内の各保健所・支所または県健康推進課(086―226―7328)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年05月10日 更新)

タグ: 健康

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