倉敷市と学校法人川崎学園（同市松島）は１５日、医療・保健・福祉分野などで連携し、地域づくりを進めるための協定を結んだ。

　協定は、学園が運営する川崎医科大や川崎医療福祉大などが持つ専門知識を生かした地域振興▽学生が卒業後に定住できる雇用創出▽学生や卒業生が地域で活躍できる仕組みづくり―など７項目。

　市役所で調印式があり、伊東香織市長と川﨑誠治理事長が協定書に署名した。

　市長は「医療、福祉系大学や病院を有する川崎学園は、地域の安心のよりどころ。協定は市民にとって大きな力になる」と述べた。川﨑理事長は「大学や病院にとって、日ごろ支えてもらっている地域への貢献は重要な使命」とした。

　倉敷市が学校法人や大学と包括的な連携協定を結ぶのは初めて。