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高校生が看護師の仕事体験 岡山市民病院開院記念イベント

看護師(右)から患者の体の拭き方のアドバイスを受ける高校生2人

 岡山市北区北長瀬表町に先月移転した新しい市民病院で4日、開院記念イベントが開かれ、高校生が看護師の仕事を体験した。

 新病院PRと、看護を身近に感じてもらうことが目的。参加したのは、看護師を目指している後楽館高校(同南方)の3年生2人で、入浴できない入院患者の体を清潔にする全身清拭(せいしき)では、看護師からアドバイスを受けながら、患者の背中や胸、足などをぬらしたタオルで丁寧に拭いた。

 新しく整備した屋上ヘリポートや、最新医療機器を備えた手術室なども見学した。参加した女子生徒(17)は「将来の参考になった。患者さんに寄り添える看護師になりたい」と話していた。

 この日は一般市民を対象に、自動体外式除細動器(AED)体験や血糖測定、ハンドマッサージも行われた。5日も同様のイベントが繰り広げられるほか、7日はソプラノ歌手野崎幹子さんによるコンサートがある。問い合わせは同病院(086-737―3000)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年06月05日 更新)

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