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旭川荘の創設期紹介 川崎医大付属病院で写真展

旭川荘の歴史を紹介する写真展

 社会福祉法人・旭川荘(岡山市北区祇園)の歴史を紹介する写真展が16日、倉敷市松島の川崎医科大付属病院で始まった。創設間もない昭和30~40年代の施設の様子が伝わる写真などを集めている。19日まで。

 旭川荘は1956年に財団法人として認可され、57年に知的障害児施設・旭川学園など3施設を開設。来年創設60年の節目を迎えるのを受け、「原点回帰」をテーマに写真展を企画した。

 8階講堂前に約40点を展示している。昭和30年代の1枚は、旭川学園の初代学園長・江草安彦さん(今年3月死去)が、園生と笑顔で走る運動会の様子を撮影。ほかにも、みんなで施設内の石を拾い集めたり、川で泳いだりと、利用者と職員の交流を物語る写真が並ぶ。

 旭川荘療育・医療センターの本田勝久支援主幹は「写真を通じて、先輩たちが社会福祉の向上に注いだ情熱に触れてもらいたい」と話している。

 会場では旭川荘の13施設を利用する約500人が手掛けた菓子、手工芸品約千点も展示販売している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年06月17日 更新)

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