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岡山県内で手足口病患者増加 流行ピークに向けて注意を

 乳幼児を中心に、口の粘膜や手足に水疱(すいほう)性の発疹が出るウイルス性感染症「手足口病」の患者が岡山県内で増え始めた。今シーズンは西日本を中心に増加傾向で、流行のピークを迎える7、8月に向けて注意が必要だ。

 県健康推進課によると、県内54の小児科定点医療機関から報告された週ごとの平均患者数は第20週(5月11~17日)の0・94人から5週連続で増加し、最新の第24週(6月8~14日)は2・33人。過去10年の同時期で比べると、大流行した2011年に次いで多い。

 第24週を保健所管内別にみると、多い順に倉敷市3・27人▽岡山市2・71人▽備北2・25人―だった。全国的には西日本で患者が多発しており、第23週では徳島県10・48人▽香川県5・46人▽熊本県4・84人―など。

 国立感染症研究所(東京)によると、手足口病は接触したり、便や飛沫(ひまつ)で感染する。3~5日の潜伏期間後に直径2~3ミリの発疹ができ、微熱や食欲不振、喉の痛みといった風邪に似た症状を呈する。

 県健康推進課は「うがいや手洗い、手指の消毒を徹底して予防に努めてほしい」と呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年06月20日 更新)

タグ: 健康子供感染症

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