文字 

熱中症患者 岡山県内172人 4~6月、中四国最多

 消防庁がまとめた4月27日~6月28日の熱中症(疑いを含む)の患者数(速報値)で、岡山県内は172人に上り、中四国地方9県で最も多かった。暑さが増す夏本番を前に、同庁や県消防保安課は「部屋の温度チェックや水分補給を小まめにし、予防に努めて」と呼び掛けている。

 県内の患者数は全都道府県で11番目に多く、65歳以上の高齢者が110人と約6割を占めた。6月21日には倉敷市の84歳男性が亡くなった。

 他の年代では、18歳以上65歳未満の「成人」が38人、7歳以上18歳未満の「少年」が22人、7歳未満の乳幼児が2人だった。

 医師の初診時の症状は、入院が必要ない「軽症」が115人で最も多かった。

 熱中症は気温や湿度の上昇が関係しており、高温多湿となる梅雨明け前後に増える傾向にあるという。県消防保安課は「高齢者は体温の調整機能が若いころより低下しており、特に気を付けてほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年07月06日 更新)

タグ: 健康

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ