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盲導犬の役割 大切だ 高梁で上映会やふれ合いコーナー 高梁LC45周年記念「語る会」 使用者と愛犬招待 市民ら理解深める

盲導犬とのふれ合いを楽しむ子どもたち

 盲導犬使用者と市民が語る会(高梁ライオンズクラブ主催)が9日、高梁市原田北町の高梁総合文化会館で開かれた。盲導犬をテーマにした映画「クイール」の上映会や、犬とのふれ合いコーナーもあり、視覚障害者を手助けする盲導犬の重要性について市民が理解を深めた。

 一九八一年から市内の視覚障害者に盲導犬を貸与する活動を続けてきた同クラブが、設立四十五周年記念事業として開催。語る会には県内の盲導犬使用者十二人が愛犬とともに招かれ、市民やボランティアら計約九十人が出席した。

 山田光政会長、使用者代表のあいさつに続き、意見交換。使用者が「信頼関係を築いていく中で、犬がいろんなことを与えてくれる」「行動範囲が広がり、友人も増えた」と盲導犬との生活で得たものを発表。参加者からは「どうすれば使用希望者のもとに犬が渡るのか」「犬の体調管理で気を付けている点は」といった質問が出た。

 映画「クイール」の上映に先立ち設けられたふれ合いコーナーでは、子どもらが「かわいい」と歓声を上げ、盲導犬に駆け寄った。使用者から「犬がハーネスを付けている時は仕事中だから、触って驚かせないで」などと説明を受け、真剣な表情で聞き入っていた。

 津川小二年、岩下あまねさんは「犬が着ている服はおしゃれではなく、毛が落ちないように付けていることを知り、大変だなと思った」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年09月10日 更新)

タグ: 福祉

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