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チーム医療の質競う 川崎医科大で4病院参加

人形を使い、容体急変時の対応を実践する医師や看護師

 医師や看護師によるチーム医療の質を競う「KAWASAKI CUP」が5日、倉敷市松島の川崎医科大付属病院臨床教育研修センターで行われ、県内4病院から参加した7チーム約40人が患者の容体が急変した時の対応や診断に挑んだ。

 入院中の高齢男性が、肝臓に膿(うみ)がたまって敗血症を引き起こし、呼吸が苦しくなるという設定。5、6人のチームで、症状や検査結果を見極め、対応の的確さ、チームワークなどを5分間で競った。

 医師らは「痛いところはないですか」などと人形に声を掛けながら、血中酸素濃度や血圧を測定して医療行為を実施。カルテを確認したり、患者家族から既往歴や症状の変化を聞き取りした。

 最優秀賞に輝いた笠岡第一病院チームの医師海部三香子さん(35)は「役割分担がスムーズにでき、慌てることなく対応できた。今後の仕事に生かしたい」と話した。

 地域医療の質向上を目的に2013年から行っており、3回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年09月06日 更新)

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