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毒キノコ食べ家族4人食中毒 美作、「クサウラベニタケ」

 岡山県は15日、毒キノコを食べた美作市の30代~90代の家族4人が食中毒を起こしたと発表した。うち2人が入院したが、快方に向かっているという。県内でキノコによる食中毒は2013年9月以来。

 家族は14日午後7時半ごろ、前日に自宅近くの山で採取したキノコを煮物にして食べ、全員が腹痛と下痢の症状を訴えた。診察した医療機関から通報を受けた美作保健所が調査したところ、植物性自然毒のある「クサウラベニタケ」と判明した。

 県生活衛生課によると、県内では04~13年までの10年間で毒キノコによる食中毒の報告は4件あり、患者は10人。いずれも9~10月に起きていた。同課は「死に至るほど強い毒を持ったキノコもある。見分けるのは難しく、素人判断で絶対食べないで」と注意を呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年09月16日 更新)

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