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岡山県内初の毒キノコ注意報 食中毒相次ぎ発令

 今月に入り、毒キノコによる食中毒が津山、美作市で2件相次いだことを受け、岡山県は25日、県内に初の「毒キノコ注意報」を発令した。キノコ狩りを楽しむ人が増える季節を迎え、不用意に食べないよう注意を促す。

 県によると、14日に美作市の30~90代の家族4人が自宅でクサウラベニタケを、23日には津山市の10~40代の家族5人が自宅でツキヨタケを食べて、嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴えた。いずれも病院で治療を受け、快方に向かっているという。

 県では1999年以降ゼロか1件だった被害が複数発生したことや、全国的な多発傾向を受け、国が各都道府県に注意喚起の通達を出したことなどから注意報を発令した。今後、岡山、倉敷市を含む七つの保健所や県のホームページを通じて注意を呼び掛ける。

 県生活衛生課は「万一、キノコを食べて体調が悪くなったらすぐに医療機関を受診してほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年09月25日 更新)

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