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岡山で中国四国医師会連合総会 地域医療の課題協議

各県医師会代表が地域医療の課題などを話し合った分科会

 中四国9県の医師会員で地域医療の課題などを協議する中国四国医師会連合総会(委員長・石川紘岡山県医師会長)が26日、2日間の日程で岡山市のホテルで始まった。初日は240人が出席。自宅や地域で医療、介護を受けられる「地域包括ケア」など三つの分科会で議論した。

 地域包括ケア分科会では、各県医師会代表が「ケアの体制づくりを医師会が進めようとしても地域の理解が進まない」「地域包括ケアはまちづくりであり、まずは行政が将来像を示すべきだ」といった課題や意見を述べた。厚生労働省が示した算定方式を基に、岡山をはじめ各都道府県で進む病床数の見直しには「(高齢者が長期入院する)療養病床数を減らせば“介護難民”の発生が懸念される」などと削減に反対する声が相次いだ。

 残る二つの分科会は「医療政策」「医療環境」がテーマだった。27日は総会に続き、横倉義武日本医師会長、岡山市出身の工業デザイナー水戸岡鋭治氏の講演がある。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年09月27日 更新)

タグ: 介護福祉

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