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県医師会が糖尿病予防の公開講座 専門医ら最新の治療や予防策説明

糖尿病とがんの関係を説明する大橋教授

 岡山県医師会の糖尿病県民公開講座が15日、岡山市中区古京町の三木記念ホールであり、専門医らが最新の糖尿病治療や予防策を説明した。

 医療関係者や市民約300人が参加。国立がん研究センター中央病院(東京)総合内科の大橋健科長が「糖尿病とがんの危険な関係」と題して特別講演し、糖尿病患者はがんになるリスクが1・2倍になるとの研究結果を紹介。膵臓(すいぞう)がんで血糖コントロールが悪化するケースなどを例示しながら「糖尿病の人は年に1回はがんの検査を受けてほしい」と呼び掛けた。

 がんと糖尿病に共通するリスク要因として食事・肥満や運動不足、喫煙などを挙げ、生活習慣の改善が予防に有効と指摘。「具体的で達成可能な目標を立てて取り組んで」とアドバイスした。

 岡山大病院新医療研究開発センターの四方賢一教授は最新の糖尿病治療について講演。健康寿命を延ばすための運動の紹介もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年11月15日 更新)

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