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血液がんに理解深める 岡山でシンポ

白血病や悪性リンパ腫などの「血液がん」をテーマにしたシンポジウム

 白血病や悪性リンパ腫などの「血液がん」をテーマにした医療シンポジウム(NPO法人血液情報広場・つばさ主催)が二十一日、岡山市駅元町の岡山コンベンションセンターで開かれ、患者やその家族ら約七十人が症状や治療法への理解を深めた。

 専門の医師ら八人が講演した。倉敷中央病院の上田恭典医師は骨髄などの移植に踏み切るべきタイミングをデータを交えて解説。岡山大病院の品川克至医師は、悪性リンパ腫は種類、症状が多様で他の病気と混同されやすい点を挙げ、「患者との積極的な会話で体調を把握したり、継続的に診断することが必要」と述べた。

 ほかに骨髄・さい帯血移植をめぐり、化学療法との兼ね合いなどが治療実績を基に紹介された。

 血液情報広場・つばさ(事務局・東京)は、血液がん患者やその家族の支援を目的に一九九〇年発足。全国で年五回、同様のシンポを開いている。岡山では九八年以来、三回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年10月22日 更新)

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