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おたふくかぜ 今年は流行年? 患者、既に3000人突破 前年同期の2倍超 岡山県、注意呼び掛け

県内のおたふくかぜ患者=第41週現在(グラフ)

 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が岡山県内ではやっている。今年は全国的に流行年とみられており、県が小児医療機関五十四カ所を対象に定点調査を始めた二〇〇〇年以降、十月までに報告された患者数は二番目に多く、三千人を突破している。

 県の定点調査によると、一月から十月二十二日(第四十二週)までの患者は三千三百七十四人。第四十一週時点(三千二百八十八人)の比較では、前年同期(千五百四十三人)の二・一倍、二〇〇〇年以降では〇二年(三千八百三十一人)に次ぐ数になっている。

 第四十二週までの年齢別では、幼児から小学生が中心で、四歳が五百四十人で最多。五歳五百十人、三歳四百十八人、六歳三百六十四人など。九月下旬には、吉備中央町の小学校で一年生が発熱などを訴え、二日間、学年閉鎖した。

 一定点当たりの患者数(九―十五日)は、岡山県(六十二人)が全国平均(五十六人)を上回っている。

 おたふくかぜは「ムンプスウイルス」が原因で、だ液などの飛沫(ひまつ)や接触で感染。数年周期で大きな流行を繰り返すとされる。

 県健康対策課は「おたふくかぜは年間を通じ発生する。冬場のインフルエンザを防ぐためにも、手洗いやうがい、集団でのタオルの共用を避けるなどの対策を」と注意を呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年10月29日 更新)

タグ: 健康子供

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