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「笑いヨガ」の効能知って 岡山の万代さんが本出版

笑いの効能を紹介する著書を手にした万代さん

 笑いとヨガの呼吸法を組み合わせた「笑いヨガ」講師の万代京央子さん=岡山市東区=が、笑いの効能を紹介する著書「健康は笑いから 笑いヨガ&認知症予防」を出版した。「笑うことの素晴らしさを知って」と呼び掛けている。

 県笑いヨガクラブによると、笑いヨガは、1995年にインドの医師が考案。ストレス解消や免疫力向上、認知症予防などに効果があるとされ、現在100カ国以上に広まり、県内では千人以上が実践しているという。

 万代さんは重病を患った2008年に笑いヨガと出合い、体調が回復するなど効果を実感。09年にインドで学び、県内の公民館や福祉施設などで講師として普及に努めている。

 著書では背伸び笑いや腰歩き笑い、ペアやグループで手をつないで笑うなど、笑いヨガの基本エクササイズをイラスト入りで指南。実際に県内の福祉施設や企業、学校が健康増進に活用する様子も取り上げている。

 医師らによる寄稿もあり、笑いの効能を医学的に説明。福島県立医科大の大平哲也教授は、笑いがストレスホルモンを減少させ、高血圧や糖尿病、認知症予防に効果が高いと紹介している。

 万代さんは「作り笑いでも脳は活性化する。笑顔が人の心と体を変えることを伝えたい」と話す。

 文芸社刊。A4判、85ページ、1500円(税別)。県内の一部書店やインターネットで販売中。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年12月04日 更新)

タグ: 健康

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