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福山の介護施設でノロウイルス 16人が感染性胃腸炎 重症者なし

 福山市は25日、市内の介護保険施設で24、25日に入所する60~90代の高齢者12人と職員4人の計16人が感染性胃腸炎を発症し、うち6人の便からノロウイルスが検出されたと発表した。重症者はおらず、入院した人はいない。市内の介護保険施設での集団発生は今季初めて。

 市によると、24日に入所者3人と職員2人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴え、翌日には入所者9人と職員2人が発症した。感染経路を調査中という。

 市は25日に施設から連絡を受け、立ち入り調査を実施。消毒の徹底や入所者らの健康調査などを指導した。

 同施設は入所者84人、職員87人。市保健予防課は予防対策について「嘔吐や下痢の症状を訴える人がいた場合は、嘔吐物などは手袋を使って処理し、汚れた場所をしっかり消毒してほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年12月25日 更新)

タグ: 感染症

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