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4人に1人運動せず 岡山県スポーツ財団が初の県民アンケート 昨年1年間 「仕事が多忙」 3割超 体力に不安抱える

 岡山県民の4人に1人が昨年1年間で1日も運動やスポーツをしていないことが、県スポーツ振興財団の初のアンケート結果で分かった。3割を超す人が体力に不安を抱えているものの、仕事や家事など日常の忙しさからスポーツに親しむ機会が少ないことが浮き彫りになった。

 調査結果によると、昨年一年間に運動やスポーツを行った日数で、「全くしなかった」と答えた人は24・0%。「年に一~三日」(7・6%)、「三カ月に一、二日」(6・9%)と頻繁に行っていない人を含めると、ほぼ四割に上る。一方で、「週に三日以上」は16・3%、「週に一、二日」は19・7%、「月に一~三日」は15・1%だった。

 また、体力に不安がある人は32・3%で、自信がある人の7・2%を大きく上回った。

 運動やスポーツをしない理由(複数回答)は、「仕事が忙しく時間がない」が36・5%とトップ。「機会がない」(30・0%)、「年をとったから」(24・3%)―と続く。

 現在しているものを含めやってみたい運動やスポーツ(同)は、ウオーキングが45・3%、キャッチボールなど軽い球技(26・8%)、体操(22・8%)が上位を占める。運動量が少なく、手軽にできるスポーツに人気が集まっている。

 県は成人の週一回以上のスポーツ実施率50%を目指しており、県教委保健体育課は「調査結果を踏まえ、県民がスポーツに親しむよう、施策を検討していきたい」としている。

 調査は、岡山国体を控え、県民のスポーツに対する意識や活動実態を把握するため行った。期間は昨年十一月、県内に住む二十歳以上の男女三千人を無作為抽出した。回収率は66・2%。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年05月20日 更新)

タグ: 健康高齢者

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