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高齢者支援や介護予防担い手探る 岡山で地域交流フォーラム

高齢者の外出・生活支援などの活動を報告する県内の団体関係者ら

 岡山県主催の「NPO・地域交流フォーラム」が8日、岡山市北区下石井のイオンモール岡山おかやま未来ホールであり、約600人が地域の高齢者支援や介護予防の担い手について考えた。

 団塊世代が後期高齢者となる「2025年問題」などを控え、地域でのネットワークづくりを広げる狙い。04年から高齢者による介護予防の指導者を養成している茨城県立医療大付属病院の大田仁史名誉院長が講演した。

 大田氏は、93歳の女性が80歳の男性の世話をしている例などを紹介。「個々の力は小さいが、ネットワークの力は無限。人のつながりで異次元の高齢化を乗り越えなくてはならない」と呼び掛けた。

 続いて、玉野市玉原地区コミュニティ協議会が高齢者移送サービス、NPO法人「スマイルちわ」(津山市)が過疎地での生活支援や地域交流の活動を報告。集会施設で世代を超えた夕食会を展開するNPO法人「元気交流クラブたけのこの家」(赤磐市)の代表者は地域での支え合いの例を説明した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年02月08日 更新)

タグ: 介護高齢者福祉

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