倉敷中央病院（倉敷市美和）を中心に岡山県南１７病院が展開している「わが街健康プロジェクト。」の事務局は１日、大学生を対象にしたプロジェクトのＰＲポスターコンテストの優秀作品を発表した。最優秀賞には川崎医療福祉大医療福祉マネジメント学部３年塩尻華菜さん（２０）を選んだ。

　プロジェクトは、急性期から在宅まで切れ目ない医療を提供する「地域完結型医療」を推進しようと２０１３年にスタート。医療や健康に関する市民向けの講習会を開いている。

　コンテストには県内３大学の学生計４９人が１点ずつ応募。多世代にプロジェクトを伝える親しみやすさやデザイン性などを基準に、事務局が審査した。

　塩尻さんの作品は、住民や医師、桃太郎らが手をつないで輪になったデザイン。背景には、倉敷市美観地区をイメージしたなまこ壁の建物や県土のシルエットを配し「地域全体でプロジェクトを推進する」との意気込みを表現した。１６年度から、プロジェクトに参画する各病院に掲示する予定。