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津山市、ワクチン接種一部助成へ 市議会で報告、1歳から中3対象

 3月定例津山市議会は9日、一般質問を続行し、4氏が子育て支援や産業振興策などをただした。市は2016年度から、市内の1歳児から中学3年生を対象に、インフルエンザワクチン接種費の一部を公費で負担することを報告した。

 市は、接種費を1回当たり千円助成する方針で、同年度一般会計当初予算案に事業費1026万円を計上。忠政堅之こども保健部長が「若者や子育て世代の経済的負担軽減を図りたい」と理解を求めた。

 市健康増進課によると、子育て支援のほか、ワクチン接種を奨励することで学校などでの感染拡大や、インフルエンザ脳症といった重症化を防ぐのが狙い。

 季節性インフルエンザが流行しやすい10月~1月末にかけての市内指定医療機関(約30カ所)での接種が対象。12歳までは2回、13歳以上は1回を上限とし、自己負担は約2千円になる見込み。初年度の利用は1~12歳が延べ約4400人、13歳以上は同約1200人と想定している。

 岡山県内では、対象年齢や額、回数が異なるものの、10市町村がインフルエンザワクチン接種を公費で助成。特に作州地域は多く、真庭、鏡野、奈義、久米南、美咲、新庄、西粟倉の7市町村が取り組んでいる。

 この日質問したのは、西野修平、津本憲一、河本英敏、中村聖二郎の4氏。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年03月09日 更新)

タグ: 感染症

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