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精神障害者の相談室、NPO法人が開設 新見 「一人で悩まないで」

当事者、家族らの悩みを聞く相談員

 精神障害者を支援している新見市のNPO法人「ハートフル・あしん」が、同市が整備した障害者地域活動支援センター「ほほえみ広場にいみ」(同市高尾)内に、心の病気で悩む人、家族らの話を聞き、助言する相談室を開設、「ふさぎがちな心の窓を社会に向けて開いていくきっかけとなれば」と、利用を呼び掛けている。

 相談室は、NPO法人「県精神障害者家族会連合会」(岡山けんかれん)の要請を受け、今月から開設。毎週月曜の午前十時から午後三時、電話と面談で応じている。新見市のほか、岡山、笠岡市にも設置されている。

 相談員は、ハートフル・あしんが運営する共同作業所に通う人の家族で構成する家族会メンバー三人。同様の悩みを経験してきた家族会員が、親身になって病気や就労などさまざまな心配事の相談に応じる。

 相談員の一人で、ハートフル・あしんの宮本寅惠理事長は「社会に復帰する第一歩を踏み出せるよう相談に乗りたい。一人で悩まないで」と話している。プライバシーは厳守され、相談無料。

 各曜日の担当は次の通り。

 月曜=ハートフル・あしん(0867724005)、火・水曜=岡山市のNPO岡山けんかれん(086―298―1165)、金曜=笠岡市のNPOすみれ会(0865634060)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年01月31日 更新)

タグ: 福祉精神疾患

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