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認知症ケアパス普及 新見で研修会 症状ごとの支援、介護職員ら出席

認知症ケアパスの普及に向けて意見を交わす出席者

 認知症の状態によって、どのような医療・介護サービスや支援を受けられるのかを紹介した「認知症ケアパス」の普及に向けた研修会(新見医師会主催)が24日、新見市内の医療・介護の現場で働くスタッフや市職員ら約100人が出席して市内で開かれた。

 ケアパスは、認知症への早期対応や、症状が進んでもできる限り住み慣れた地域で暮らせる環境づくりを目指し、進行具合ごとの主な症状、必要となるサービスなどをまとめたもの。市が医師会などと協力し、2014年度にパスを盛り込んだ「認知症安心ガイドブック」を作製、15年度には簡易版の「認知症になっても安心リーフレット」も作った。

 研修会では出席者が10テーブルに分かれ、グループワーク。市民へのパスの普及や認知症に対する理解を図るため、「地域の集会などでリーフレットを活用するのはもちろん、病院の待合室やバス停などにもリーフレットを置いたり、ポスターを貼ったりしてはどうか」「気軽に相談してもらえるよう、窓口(市地域包括支援センター、0867―72―6209)をもっとPRすべき」といった提案が寄せられていた。

 このほか、認知症の人に関する情報共有の在り方についても話し合った。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年03月28日 更新)

タグ: 介護高齢者

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