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福山市民病院 産婦人科医引き揚げ 岡山大医学部 意向伝える

 福山市蔵王町の福山市民病院が、医師を派遣している岡山大医学部から産婦人科医引き揚げの意向を伝えられていることが十九日、分かった。市は派遣継続を要請しているが、打ち切られた場合、産婦人科が休診となる可能性もあり、同市は「医師の確保に全力を尽くしたい」としている。

 市民病院によると、産婦人科には現在、同大医局から派遣されている二人の医師が勤務。県東部で唯一の重篤救急患者を受け入れる三次救急施設として、妊婦らの緊急手術にも対応している。

 同大から一月、医師引き揚げについての連絡があったといい、羽田皓市長と浮田実院長が二月中旬、同大を訪問して医師の派遣継続を要請した。

 市民病院の小川雅朗事務部長は「地域の拠点病院として患者が安心して受診できるように、医師会などと連携して産婦人科医の確保に努めたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年02月20日 更新)

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