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井原市民病院 婦人科 常勤医ゼロに

 井原市民病院(同市井原町)の工藤尚文院長=産婦人科=が三月末で退職し、四月から同病院の常勤産婦人科医がゼロになることが七日、分かった。これに伴い婦人科診療は縮小する。

 同病院は昨年八月、分娩(ぶんべん)を担当していた副院長の退職で産科を休止。産婦人科を婦人科に変更し、工藤院長と岡山大からの派遣医一人で週五日の診療を行っていた。四月からは、同大派遣医二人による週二日の診療に縮小する。妊婦健診は従来通り行う方針。

 後任院長は、岡山大病院第一外科から派遣される予定。

 市は今後、常勤医を岡山大以外にも派遣要請するほか、公募も検討するという。滝本豊文市長は「全国的に産婦人科医が不足する中、厳しい状況にあるが、医師確保へ引き続き努力したい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年03月08日 更新)

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