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岡山赤十字病院にがん専門図書室 6日開設、治療法説明など80冊

岡山赤十字病院に6日開設するがんの専門図書室

 岡山赤十字病院(岡山市北区青江)は6日、がんに関する情報を提供する専門図書室を院内に開設する。病気を正しく理解したいという患者らの要望を受け、治療法を分かりやすく説明した本など約80冊を用意しており、一般の人も利用できる。

 本館6階の1部屋(13・5平方メートル)に設ける。胃がんや大腸がんなど院内の各分野の専門医らが、分かりやすさや信頼性などを精査し、基礎知識や治療法、家族に必要な心構えなどを記した本や患者の手記などを選んだ。情報検索用のパソコンも備える。

 同病院は2003年、地域のがん治療の中心的役割を担う「地域がん診療連携拠点病院」の指定を国から受けた。全国の一部の拠点病院にがん専門の図書室があり、岡山赤十字病院でも導入を求める声が患者や家族から寄せられていた。

 同病院がんセンター長の森山重治呼吸器外科部長は「がんとの付き合い方などを理解し、不安を和らげるために役立ててほしい」と話す。

 利用時間は平日の午前9時~正午と午後1時~4時。本館1階のがん相談支援センターに申し込む。無料。入院患者向けに院内での貸し出しもする。問い合わせは同支援センター(086―222―8827)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年06月05日 更新)

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