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新見公立大・短大で公開講座 初回テーマは泌尿器、全8回

泌尿器の病気について学んだ初回の公開講座

 新見公立大・短大(新見市西方)の公開講座が10日、開講した。初回は公文裕巳学長が「オシッコ学入門」と題し、泌尿器にまつわる病気について話した。講座は毎回テーマを変えながら、10月まで全8回開く。

 公文学長は元岡山大大学院医歯薬学総合研究科教授で、がん治療遺伝子「REIC(レイク)」を用いた治療薬開発に取り組むなど長年にわたって泌尿器科の先端医療をけん引してきた。講座では市民ら約50人を前に、頻尿、尿失禁などの「過活動膀胱(ぼうこう)」や「前立腺がん」といった病気を取り上げ、症状や原因、治療法などを解説した。

 その上で「トイレが近いことを年齢のせいにしてあきらめず、受診を」「前立腺がんは早期発見・治療ができれば生命への影響は大きくない。そのためにも検査を」などと呼び掛けると、受講者たちはメモを取りながら聞き入っていた。

 講座は毎回午後1時半から、学内の市学術交流センターで開催。受講料は1講座300円。希望者は新見公立大・短大(0867(72)0634)に事前に申し込む。講座に合わせ、センター内の図書館でテーマの関連図書コーナーを設けて展示、貸し出しもしている。

 以降の日程は次の通り。

 25日=メタボ・ロコモ・アルツ予防で活き活きライフ(吉田俊明・日本体力医学会健康科学アドバイザー)▽7月8日=新見市の金売吉次伝説(原田信之・同大教授)▽23日=美術館に行くのが楽しくなる!(藤井茂樹・新見美術館学芸員)▽9月9日=写真の楽しみ方(写真家・高瀬智司さん)▽24日=女性に多い病気を知ろう(溝尾妙子・渡辺病院乳腺外科医)▽10月14日=健康な身体づくりのための食生活(福田真由美・市健康づくり課管理栄養士)▽29日=新見市の国際交流(山内圭・同大教授)
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年06月11日 更新)

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