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DMATが熊本での医療活動報告 岡山、反省や改善点を発表

熊本地震で被災地入りしたDMATメンバーが改善点などを述べた活動報告会

 熊本地震で被災地入りした岡山県の災害派遣医療チーム「おかやまDMAT」の活動報告会が25日、岡山市北区青江の岡山赤十字病院であり、メンバーらが反省点や改善点を発表した。

 DMATは災害拠点病院の医師や看護師ら5人程度のチーム。知事の要請を受け、災害の発生直後に現地入りし、救急支援に取り組む。熊本地震では県内から岡山大病院(岡山市北区鹿田町)、川崎医科大付属病院(倉敷市松島)など10病院の13チーム計59人が4月16日から順次派遣され、同23日まで患者搬送や救急外来の診療支援に当たった。

 メンバーら約50人を前に報告に立った各チームの代表者は、宿泊先の確保が難しかったり、患者搬送時に車両に荷物を積み過ぎて邪魔になったりしたことを振り返った。多人数が同時にメッセージをやりとりできる「グループ」機能がある無料通信アプリ・LINE(ライン)について「情報交換に有効だった」とする一方で「セキュリティー面の問題を解決する必要がある」とする意見も多かった。

 おかやまDMATの調整本部となる県医療推進課は「浮き彫りになった課題をクリアし、災害発生時のスムーズな活動につなげていきたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年06月25日 更新)

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