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介護高齢者の口腔ケアは? 岡山でシンポ 歯磨きの代用法など指導

 介護が必要な高齢者の口腔(こうくう)ケアを考える「口腔機能向上シンポジウム」(公衆歯科衛生研究会主催)が岡山市駅元町の岡山コンベンションセンターであり=写真、東京を中心に口腔ケア教育に当たる歯科衛生士長谷川愛さん=東京都墨田区=が、ケアのポイントや実践法を参加者に伝えた。

 口の中を清潔に保つ上で、長谷川さんは「高齢者や介護者が無理をしないで取り組むことが大切」とアドバイス。歯磨きが難しい場合には「介護用品ショップなどで販売している口腔ケア用のウエットティッシュやスポンジブラシで歯や粘膜をふいても効果がある」と紹介した。

 食事中にむせるのを軽減させたり、口臭予防に効果があるという唾液(だえき)の重要性も指摘。唾液を多く出すために、あごの下を親指で刺激するなど手軽に取り組める唾液腺マッサージを、食事前に行うよう勧めた。

 また「口の中を清潔にするだけでなく、食べ物をかみ砕いたり飲み込む咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)の機能を向上させることも口腔ケア」と呼び掛けた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年05月01日 更新)

タグ: 健康介護高齢者

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